たこやき、31個目

こんばんわ。

痛ましい事件がまた起きてしまいました。

犠牲になられた方々にお悔やみ申し上げます。

 

 

今日2本目の記事は、

いじめと孤立です。

 

 

結論は、一人で困難を超えるのは難しく、

一度支援の手が外れると、再度社会の輪に戻るのは難しい、です。

 

 

今日のような事件がおきると、犯人に精神障がいや

発達障がいを疑う声が起きます。

それは当然の反応ですが、ここ数年それが行き過ぎて、

精神、発達の障がい者は危険な存在で、排除すべきとする

論調がネットやテレビで取り上げられています。

 

 

これは、非常に危険な風潮です。

もし、今回の犯人が障がい者当事者としたなら、

支援の手は適切に差し伸べられていたのか非常に疑問です。

 

 

障がい者当事者は、社会の風潮に対して懐疑的な方も多くいらっしゃいます。

適切な支援や、支援を手放される経験をした人は、

よりその思いを強く持ちます。

 

精神、発達の障がいの症状は薬を飲んで治るものではなく、

自分自身の弛まぬ変革にのみ生きられるのですが、

あろうことか、支援者がそれを理解していないことも

多いです。

 

私が経験した例だと、

私は失業認定を受けるためにハローワークに行く必要がありました。

これは、基本的に時間厳守で、遅れると

失業保険がもらえなくなります。

 

しかし、当時私が通所していた施設の

サービス管理者の臨床心理士は、

失業認定を受けることをわがままだから

ハローワークに行くなと言ってきました。

 

当然、私は生活が懸かっていたのでその命令を無視しましたが、

その臨床心理士は、私の支援を放棄しました。

 

このような支援における現実があり、

支援を受けているはずが逆に支援者や社会への

不審と憎悪を募らせる結果になっています。

 

当然、犯人のしたことは断罪されてしかるべきですが、

社会、その接点である支援者からの扱いがあって

今回の事件が起こったのではないかと思います。

 

 

実は、このような例は障がい者だけではありません。

昨今、タイにて振り込み詐欺のグループが摘発されました。

 

この振り込み詐欺に、児童相談所から行き場を失くした

方々が加担しています。

それは、児童相談所でも生きられず、社会から隔絶され、

結果闇の世界に拾われ、使い捨てにされた

子どもたちの末路です。

 

 

支援者が、支援を必要としている人に

適切な支援を行わないがための悲劇であると思います。

 

 

最近は病気の早期発見といわれていますが、

早期発見は社会的立場にとっては終了のお知らせです。

なぜなら、治療と仕事が両立しにくい、

障がい者あるいは難病者になると、基本給が半減する、

働いていると支援の手を受けることが難しいからです。

 

病気になる=負ける、

負けると敗者復活戦すら許されない社会構造こそ

一番の問題です。

 

みなさんも、くれぐれもお気をつけください。